レバレッジ変更についての基礎知識について
レバレッジ変更の方法について
レバレッジ制限と解除方法について
レバレッジの変更や制限は、保有しているポジションの必要証拠金や、口座内の有効証拠金に関係してくるとても重要な要素です。
この要素を正しく理解していなければ、 予期せぬ損失を招いてしまうことがあります。
トレーダーにとって、 レバレッジ変更と制限に関するルールは正しく知っておかなければなりません。
本記事では、レバレッジ変更とレバレッジ制限について紹介していきます。
FXで使われるレバレッジとは、 証拠金を担保として預けることで証拠金以上の資金を運用して取引を行うことです。
また、この仕組みのことを レバレッジ効果と呼んだりもします。FX会社ごとに最大倍率が設定されており国内FX会社だと25倍まで、海外FX会社は会社により異なります。
このレバレッジを資金や自身のトレードスタイルによって変更することで、 資金以上の大きな取引を行うことができます。
XMでは、口座開設時に設定したレバレッジの倍率をいつでも変更することができます。
基本的には、 マイページにログインしてレバレッジ変更を申請するだけです。
しかし、 有効証拠金の金額などによってレバレッジの規制がかかってしまっている場合は、マイページからの申請では変更できず、 サポートに一度連絡してからでないと変更することができないです。
XMで設定できるレバレッジの幅は1倍から888倍です。
実際に設定できる倍率は、
1倍
2倍
3倍
5倍
10倍
15倍
20倍
25倍
50倍
66倍
100倍
200倍
300倍
400倍
500倍
888倍
になります。
しかし、実際に設定できるレバレッジは口座タイプや取引銘柄によって設定できる最大値が変わってくるので、 すべてに最大888倍のレバレッジをかけて取引できるわけではないので注意が必要です。
XMでは、口座タイプによって設定できる最大レバレッジの数値が変わってきます。XMで開設できる口座タイプは3種類あり、スタンダード口座・マイクロ口座の2種類に関しては、 最大レバレッジ888倍まで設定することができます。
しかし、ZERO口座に関しては他の2種類と異なり 最大レバレッジは500倍までしか設定できないので注意が必要です。
自分が設定しているレバレッジを確認する方法は、XMのサイトからマイページにログイン後に マイアカウントのページに設定されているレバレッジが表示されるので確認できます。
自分が設定しているレバレッジをMT4から確認する方法は、MT4口座にログイン後「ナビゲーター」ウィンドウにある「口座アカウント」にカーソルを合わせることで表示されるので確認ができます。
自分が設定しているレバレッジをスマホアプリ版のMT4から確認するには、PC版と同様に自分のMT4口座にログイン後に、「設定タブ」をタップし「自分のアカウントを」タップします。
タップ後に表示されたページの右側にある「…」マークをタップすることで設定しているレバレッジを確認することができます。
マイページからレバレッジの倍率を変更する場合は、
XMのサイトからマイページにログイン
「マイアカウントの概要」をクリック
「オプションを選択」のタブの中にある「レバレッジ変更」を選択します。
選択するとレバレッジ変更のリクエストページに移動
希望のレバレッジ倍率を選択し「リクエスト送信」をクリック
することで変更ができます。
マイページからの操作がわからずレバレッジの変更ができなかった場合、 サポートに連絡することでレバレッジの倍率を変更することができます。
しかし、有効証拠金の金額などによってレバレッジ制限がかけられてしまっている場合は、マイページからのレバレッジ変更ができません。
サポートに制限解除と倍率変更の連絡をして変更してもらうしかないので注意が必要です。
レバレッジの変更を行う場合注意しなければいけない点があります。それは、 ポジション保有の有無と有効証拠金の残高です。
この2つを確認しないままレバレッジを変更してしまうと、 最悪の場合ロスカットが発生することがあります。
レバレッジを低く変更することで、有効証拠金の残高が減少し結果として証拠金維持率がロスカット水準に達してしまうからです。
XMでは最大レバレッジ888倍となっていますが、これは口座タイプや取引銘柄によって、 888倍のレバレッジをかけることができないものが存在します。
取引量が少ないマイナー通貨ペアもレバレッジ制限の対象になってします。
マイナー通貨ペアは、 価格の変動がとても激しいのでハイレバレッジを提供してしまうと、トレーダーと業者共にハイリスクなトレードになってしまうため、 レバレッジ制限をしてリスクを抑えているのです。
最大レバレッジが400倍に設定されている通貨ペアは、
AUD/CHF
EUR/CHF
CAD/CHF
GBP/CHF
CHF/JPY
NZD/CHF
CHF/SGD
USD/CHF
の8銘柄になります。
この8銘柄に関しては、 口座タイプに関係なくレバレッジが制限されています。
最大レバレッジが100倍に設定されている通貨ペアは、
USD/TRY
EUR/TRY
の2銘柄になります。
この2銘柄に関しては、 口座タイプに関係なくレバレッジが制限されています。
最大レバレッジが50倍に設定されている通貨ペアは、
EUR/DKK
EUR/HKD
EUR/RUB
GBP/DKK
USD/DKK
USD/HKD
SD/CNH
USD/RUB
の8銘柄になります。
この8銘柄に関しては、口座タイプに関係なくレバレッジが制限されています。マイナー通貨ペアの中では、 最大レバレッジ50倍のこの8銘柄が一番低いレバレッジ設定になっています。
XMでは、有効証拠金が2万ドルを超えた場合もかけられるレバレッジに制限がかかってしまいます。
有効証拠金に応じたレバレッジ制限で注意しなければいけないのは、 XM内で保有している口座全ての含み益を含めた有効証拠金の合計が2万ドルを超えた場合制限がかかることです。
しかし、2万ドル以下に調整すればレバレッジ制限は解除されます。
有効証拠金などによるレバレッジ制限は、主に トレーダーの口座資金を守るため取引環境を快適に保つためだと言われています。
レバレッジ制限をかけずにいると、多額の資金でハイレバレッジでの取引を行っていた場合に、 相場の急変などがあった際に多額の損失が発生してしまうリスクがあります。
レバレッジ制限をかけることでトレーダーのリスクを抑えています。
また、レバレッジをかけるもう一つの理由として許容量という概念が存在します。
多額の資金でのハイレバレッジでの取引は許容量を超える取引量になってしまうため負荷がかかり、 快適な環境での取引ができなくなってしまいます。
このようなことを避けるためにもレバレッジ制限をかけています。
レバレッジ制限を掛けられないようにするには、口座の含み益を含めた、 有効証拠金の合計が2万ドル以下になるように調整する必要があります。
2万ドルを超えてしまうと、その時点でレバレッジ制限が自動でかかるので、制限がかかる前に口座から出金を行ったり、 保有ポジションの整理を行ったりして有効証拠金を2万ドル以下にしなければならないです。
XMでは最大8つの口座を開設できますが、レバレッジ制限の対象となるのは単一の口座ではなく、開設した全口座を合計した有効証拠金の金額が、 2万ドル以上なので注意が必要です。
有効証拠金の金額以外にも、 相場の急変動が予想される世界情勢などによってレバレッジの制限がかかる場合もあります。
為替相場が急変動する可能性が高いと予想される、各国の大統領選挙や国民投票などのイベントやニュースがある場合には、事前にレバレッジ制限に関しての通知が発信され、 一時的に全てのトレーダーにレバレッジの制限がかかります。
このレバレッジ制限は 一律での制限なので、個別に解除することはできないので注意が必要です。
世界情勢によるレバレッジ制限の解除のタイミングですが、相場が落ち着くまではレバレッジ制限が続くため解除のタイミングは不明です。
相場が落ち着いたと判断されると解除され、通常通りのレバレッジでの取引を行うことができます。
レバレッジ変更による保有中のポジションに関して注意しなければいけないことは、保有中のポジションの 必要証拠金の金額が変動することです。
レバレッジの変更は、必要証拠金の金額が変動することを意味するため、 レバレッジの倍率が上がると、必要証拠金の金額は下がります。
逆に、レバレッジの倍率が下がると、必要証拠金は上がります。
これを理解せずに、レバレッジを下げてしまうと口座内の有効証拠金が下がってしまうため、最悪の場合、 保有中のポジションの証拠金維持率が20%以下になってしまい、ロスカットされてしまう可能性もあります。
レバレッジの変更に関して、自分で変更する場合以外にレバレッジ制限によって変更される場合があります。
レバレッジ制限でのレバレッジの変更でも同様に保有中のポジションに関して注意が必要です。
口座内の有効証拠金の合計が2万ドルを超えた時点で、自動的にレバレッジ制限がかかってしまい 保有中のポジションの必要証拠金が変動します。
これにより、ロスカットされてしまうこともあるからです。
他にも、世界情勢によってレバレッジ制限がかかる場合は有効証拠金の金額に関係なく 一律での制限です。
保有中のポジションの整理を行うなどレバレッジ制限に備える必要があります。
レバレッジ変更前に保有中のポジションの整理は行うべきです。なぜなら、レバレッジの変更を行った時点で、自分が保有するポジションの必要証拠金は変動するからです。
特に、レバレッジを変更前よりも低く変更する場合は注意が必要です。レバレッジを低く変更することにより、 保有中のポジションの必要証拠金の金額は上がってしまいます。
最悪の場合、 証拠金維持率がロスカット水準を下回り、強制ロスカットが発生してしまうかもしれないからです。
また、レバレッジ規制の前にも同様の理由で保有中のポジションの整理が必要です。
保有口座の有効証拠金の金額によってレバレッジの制限がかけられている場合は、 出金を行うことによって制限を解除することができます。
保有している口座の有効証拠金の金額が2万ドル以下になるように出金を行えば、レバレッジ制限の対象から外されます。
複数口座を保有している場合は、 全ての口座を合計した金額が2万ドル以下にならなければ解除されないので注意が必要です。
また、有効証拠金には保有中のポジションの含み益も含まれるのでこちらも注意が必要です。
保有口座の有効証拠金の金額を2万ドル以下に調整できて初めてレバレッジ制限の解除が行えます。
しかし、レバレッジ制限がかけられてしまうと、 制限前のようにマイページからのレバレッジ変更ができなくなってしまいます。
これは、XM側が口座残高を確認してからでないと制限が解除されないからです。
この場合は、一度サポートに連絡してレバレッジ制限を解除されてからでないと、 レバレッジの変更を行えないので注意が必要です。
サポートに連絡後、サポートから制限解除の通知が来ると、 制限前の様にマイページからレバレッジの変更が行えるようになります。
変更方法も制限前と変わらず、XMのサイトから
「マイページ」にログイン
「マイアカウントの概要」ページに入る
「オプションを選択する」欄の中に「レバレッジ変更」があるのでクリック
「レバレッジ変更」ページに移動する
そこから変更したいレバレッジを選択
リクエスト送信
を行えば変更完了です。
制限中は、「オプションを選択する」欄に「レバレッジ変更」が表示されないため変更ができません。
XMのレバレッジ制限についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
A : XMでは、 開設した後の口座タイプを変更することはできないです。
現在使っている口座とは違うタイプの口座で取引を行いたいのであれば、XMでは新たに追加口座を開設する必要があります。
追加方法は、XMのサイトから「マイページ」にログイン後に、「追加口座を開設する」をクリックし、 追加したい口座タイプなどの必要項目を入力するだけで開設できます。
XMでは、最大8つまで口座を開設することができるので、取引に応じて口座を増やすことができます。
レバレッジの変更は、変更後に 保有中のポジションの必要証拠金の金額が変動することを理解しておかなければいけません。
というのも、正確な理解がなければ、 変更後に保有中のポジションが強制ロスカットにあってしまう可能性があるので注意が必要です。
ただ取引を行うのではなく、日頃から保有中の口座管理や保有ポジションの整理を行っていかなければ、せっかくのレバレッジを生かすことができないです。
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